2018年07月13日

馬の歯の治療痕が示す3000年前の技術革新

 人と同じように、馬にも歯のトラブルがある。そんな時、馬は怒りっぽくなり、家畜としての生産性は下がってしまう。今から3000年以上も前、モンゴルの人たちは、いつでも馬が良いコンディションでいられるよう、今でいう歯科治療を馬に施していたようだ。今回、それを裏付ける考古学的証拠が、2018年7月2日付けの学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表された。歯科技工用技工機器

 考古学者たちは、草原に葬られた古代の馬の頭蓋骨を発掘し分析した。その結果、当初は石器をのこぎりのように使って馬の歯を切り落としていたことがわかった。さらに時代が進むと、馬に噛ませる金属製の馬具の邪魔になる歯を抜いていたことも判明した(この調査は、米ナショナル ジオグラフィック協会も支援している)。歯科レントゲン

 支援を受けたドイツ、マックス・プランク人類史学研究所の考古学者、ウィリアム・テイラー氏によると、このような馬の健康管理における「大きな技術革新」は、「人が馬に乗り始めた頃に登場した」という。テイラー氏の発見から、遊牧民が馬の歯の手入れをするようになったことで、馬で遠くまで移動できるようになり、のちには軍事に欠かせない武器として馬を利用できるまでになったと考えられる。

http://teeths.fukuokablog.jp/e13683.html  

Posted by teeths at 16:15Comments(0)TrackBack(0)