2017年07月21日

半年に1回歯科医院へ行く癖を/照山裕子お口の悩み

<歯科医照山裕子が答えるお口の悩み(5)>

 元モデルの歯学博士・照山裕子さんが、口臭が気になる、歯周病が進んできた…歯と口の悩みなど、皆さんの悩みに回答します。

 Q 歯周病を予防したり、進行を抑える方法を教えてください。歯科用オイルレス エアーコンプレッサー

 A 予防法の第一はデンタルフロスです。口臭予防のときにもお話ししましたが、歯間ブラシは使い過ぎると歯茎を下げることがあります。歯周病になって歯茎が下がり、歯間ブラシがスポスポ入るという人は別ですが、基本はフロスです。

 フロスというと、プラスチックの柄が付いているものを用意する人が多いのですが、歯科医院では扱っていません。歯科医が勧めるのは糸だけのものです。なぜかというと、柄が付いているものは(1)不経済であること。フロスは毎日するものです。柄付きではコストがかかります(2)1回ごとに使い捨てるものなのに、柄付きだともったいなくて再利用してしまうこと。ばい菌が繁殖するのに糸がちぎれるまで使う人がいます(3)柄付きは糸がピンと張っているので、強い力でギュッと入れて歯茎を傷めてしまう人が多い-からです。超音波スケーラー用チップ

 糸だけのものは、コストが明らかに安いし、地球にも優しい。指に巻きつけ、歯の隙間、角度を自分で探りながら入れていくと、きれいに汚れが取れます。

 次は、歯磨きとフロスでは取れない汚れです。歯科医も自分では取れない汚れがあり、3カ月に1度はスタッフに歯石を取ってもらっています。専門家でも自分で取れないということは、一般の方にはもっと取れない汚れがあるということ。最低でも半年に1回は歯科医院に行く癖をつけ、クリーニングを受ける。保険適用で、数千円でできます。歯周病になって歯が抜けることを考えれば、年に数回、クリーニングを受ける方がよっぽど安上がりです。

 歯科医院に定期的に行くことで、汚れがつきやすい場所や歯茎が下がってしまっているところを知ることもできます。歯磨き、フロスをするとき、そこを確実にケアしようという意識付けができます。自分の口の中の環境、ポイントを知ることが一番の予防法です。

 ◆照山裕子(てるやま・ゆうこ) 歯学博士。厚労省歯科医師臨床研修指導医。歯と全身の関わりについて幅広く学んだ経験を基に、機能面だけでなく審美的要素にもこだわった丁寧な治療がモットー。分かりやすい解説でテレビ、ラジオにも多数出演している。学生時代はモデル事務所に所属。近著に「歯科医が考案 毒出しうがい」(アスコム)。

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