2017年09月12日

食えないドクター続出…求められる医師の良心とは? (一)

ニッポンには人を大切にする“ホワイト企業”がまだまだ残っている…。連載企画『こんな会社で働きたい!』第11回は、埼玉県富士見市で歯科医院を営む医療法人満月会 大月デンタルケアを紹 介する。

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“歯が痛い…治療に行かなきゃ”と思った時、歯科医院選びは悩ましい問題となっている。 家庭用・歯科用超音波スケーラー


現在、歯科医師の数は約10万人、この20年間で約2万人も増えた。診療所数も約6万9千件で、約5万店のコンビニより多い。“歯科医過剰”で診療所間の競争が激化する中、「メシが食えな い歯科医が増えている」(都内歯科医院)のが実情なのだという。

一方、そんな現状から歯医者はもはや憧れの職業ではなくなったのか、歯科を志す若者が減っているのも最近の傾向なのだという。

「大学歯学部や歯科大学で定員割れを起こすケースが続出しています。競争倍率が2倍以下に落ち込み、入学試験に選抜機能が働かなくなっている大学も多く、歯科医の“質”の低下という問題も 懸念されているところです」(前出・都内歯科医院)

経営が安定しない歯科医院が増え、さらには歯科医の質の低下も懸念されるため、「もしかして、この医師は儲けを増やすために不要な診療をしたり、ムダに治療を長引かせたりしないか…?」と 疑心暗鬼に陥る人も少なくないはずだ。

今年7月には患者に不利益をもたらす現場の問題も明らかになっている。

全国の歯科医療機関の半数近くが、ハンドピースと呼ばれる歯を削る医療機器を患者ごとに交換せず、使い回している可能性があると厚生労働省が発表したのだ。口内に入れるハンドピースを使い 回せば、当然、ウイルスや細菌が他の患者に感染する恐れがある。

「これも突き詰めれば、赤字体質から抜け出せない歯科医院が多く、ハンドピースを毎回、交換・滅菌するだけの経済的余裕がないという問題に行き着きます。経営が安定しない歯科医院が増えて いる今、歯科医の良心が試されているように思います」(前出・同)

歯科医療に対する信頼が揺らぐ中、埼玉県富士見市にある『医療法人満月会 大月デンタルケア』の取り組みに注目が集まっている。2日間、みっちり取材をさせてもらって感じたのは「こんな歯医 者が近所にある富士見市民が羨ましい」ということだった。 歯科レントゲン


大月晃院長への取材で、最も印象に残った話がある。

「私は患者さんの利益を第一に考える歯科医でありたい。では、患者さんの利益とは一体、なんでしょうか? それは虫歯などの口腔疾患が一切ないことでしょう。そして、それをさらに推し進め ていくと、歯科医療における究極の患者の利益に辿りつきます。それは、ほとんどの国民に虫歯や歯槽膿漏(しそうのうろう)や歯列不正がなくなるということ。つまり、歯医者がいなくてもよい 世の中になるということです」

そこまでの“良心”を公言してしまう院長がいる歯科医院とは、一体どんなところなのだろうか。


http://yaplog.jp/luccye/archive/131


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