2018年08月01日

ヒスタミンが関与するメカニズムとは

 マダニへの耐性について、これまでの研究からヒスタミンがそのメカニズムに関与していることがわかっているが、どうして免疫反応が起き、マダニが血を吸いにくくなるのかは謎だった。今回の研究グループが行った以前の研究では、マダニに咬まれたマウスの皮膚を観察し、そこに大量の好塩基球が存在することを発見したという。歯科技工用技工機器

 塩基性色素でよく染まる性質を持つ好塩基球は、白血球の中で最も大きく本来ならそれほど大量に存在しないが(ヒトの白血球の0.5~1%)、ヒスタミンを放出することが知られている。研究グループは、マダニに咬まれたマウスで咬まれた場所周辺の皮膚が分厚くなっていることに注目し、皮膚を厚くしているのがヒスタミンであることを解明したという。歯科レントゲン

 つまり、マダニが分泌する唾液の物質により、好塩基球などがヒスタミンを放出し、皮膚が分厚くなってマダニは血を吸いにくくなるというわけだ。

 ヒスタミンは、皮膚に発疹や痒み、腫れなどのアレルギー症状を引き起こすことが知られ、ヒスタミンを多く含む魚類などにより食中毒の原因にもなるが、今回の研究によりヒスタミンの果たす新たな役割が発見されたことになる。

 マダニ対策やマダニ媒介感染症の予防として、抗マダニ・ワクチンの研究開発も進められているが、ヒスタミンの役割とマダニ耐性メカニズムが解明されたことで、より効果的なワクチン開発にも寄与するのではないかと研究グループはいう。

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